酒田のお隣にある鶴岡市。
そこに、年間約55万人以上の来場者数を誇る、クラゲで有名な「加茂水族館」があります。
加茂水族館がある辺りは、庄内のひとですら「あの辺、人住んでるの……?」と言うほど静かなエリア。実際に「かもすい(※略称)の近くに住んでます」と言った人が、周りから実際に「あの辺、人住んで以下略」と言われた現場に居合わせたことがあります。
何しろ、コンビニの1件もないんだもの。
Googleマップで見ても……
海の濃紺と山の緑が印象的。付近に家々はあるけれど、実際コンビニの一件すらない。らしい。
そこに年間55万人超ってすごくない!?何しろ、今年はコロナのせいで状況が違うだろうけれど、例年のGWやお盆休みは、入場2時間待ちという噂。
そんなかもすい。さすがこれだけの来場者数を誇るだけあり、TripAdvisorの「旅好きが選ぶ! 日本人に人気の動物園・水族館ランキング2020」で何と8位にランクイン!
旅行口コミサイト「Tripadvisor」発表の「旅好きが選ぶ!日本人に人気の動物園・水族館ランキング2020」
加茂水族館がTOP10にランクイン!
なんと全国で8位でした!これまでご来館いただいた皆様に感謝申し上げます!#トリップアドバイザーで見つけた#動物園水族館2020https://t.co/P3YYaw6F06
— 鶴岡市立加茂水族館 (@JELLYFISHAQ) August 24, 2020
このように、全国的にちょう有名な加茂水族館。庄内といえばかもすい。かもすいといえばクラゲ。何しろ愛称が「クラゲドリーム館」。
特に有名なのが、直径5メートルの水槽「クラゲドリームシアター」に浮遊する約1万匹のミズクラゲ。
照明とも相まって、すごく幻想的。青い光の中で無軌道にふよふよと動くミズクラゲ……ずっと見てられるもん。人生とか仕事に疲れてたら、水槽見つめながら涙をこぼす確信まである。クラゲは癒し。その効果は絶大。全国から55万人の人がクラゲヒーリングを求めてここ加茂に集まってくるほどに。かもすいが有名になるのもわかるってもんです。
確かにすごく幻想的…………
だが、ちょっと待ってほしい。
加茂水族館には、クラゲしかないと思っていませんか?
確かに水族館の看板にもデカデカとクラゲが浮遊しているし、クラゲ推しなのは確かなんだけれども、かもすいにはクラゲ以外にもオススメがあるんです。
敢えてクラゲは除く!加茂水族館の見どころ
ええ。敢えて、敢えてクラゲの話は抜きましょう。
だって、クラゲ以外のコンテンツもおもしろいんだもん、加茂水族館!
基本情報
加茂水族館のクラゲ以外のコンテンツについて語る前に……まずはかもすいの基本情報。
営業時間
通常 9:00~17:00/夏休み(毎年:7月20日~8月20日) 9:00~17:30
最終入館 閉館30分前まで
年中無休。
年中無休。
ねんじゅうむきゅう。すげぇ。
入場料
基本料金
一般 :個人 1,000円/団体 900円
小・中学生: 個人 500円/団体 450円
幼児 無料
※団体は10名以上とのこと
東京から遊びに来た友達は、「入場料1,000円」と聞いて「やすっっ」と驚愕してました。
全国的に有名な水族館の入場料が1,000円て、確かに安いよね……私の実家(神奈川県)近くにある某水族館の入場料、2,500円だし、3歳以上の幼児は800円。
対してかもすい、幼児の入場無料。まじか。
ちなみに加茂水族館には年間パスポートもあります。
年間パスポートは、一般:2,500円、小,中学生:1,250円。
その他、学校行事等の減免入場料もあります。詳しくは加茂水族館公式ホームページで!
クラゲ以外の加茂水族館オススメ1:レストラン「魚匠ダイニング 沖美月(おきみづき)」
いきなり展示物じゃなくて食べ物かいと思うかもしれませんが、水族館内のレストラン「沖美月」はすごい。普通の水族館のレストランだと思って言ったらビビります。
もちろんラーメンやカレー、そして加茂水族館らしい「クラゲの刺身」なんてメニューもありますが……本格的な和食のお膳があります。
これ、水族館内で食べられるの。信じられるかい……?
しかもふぐのお刺身も……これ、水族館内で食べられるの。信じられる……!?(大事なことなので2回)
「沖美月」のウェブサイトによれば、
料理長須田剛史が食べる食育をテーマに庄内浜で獲れた地物鮮魚を使い、海鮮丼から定食メニューはもとより季節ごとの旬のお魚を使った限定メニューなど飽きのないメニューをご提案しております。
とのこと。
加茂水族館に行ったなら、是非「沖美月」で食事もしていくことをお勧めします。
ちなみに、レストランだけの利用もOKとのこと~(*’▽’)
クラゲ以外の加茂水族館オススメ2:ケサランパサラン
加茂水族館には「ケサランパサラン」がいる…………有名化粧品のケサパサじゃないよ?
ケサランパサランのファンデーションは名品……
ケサランパサラン リクイドファンデーションS #OC20(25mL)
化粧品ではない、加茂水族館にいるケサランパサランは……これ!
こいつだ!!!
…………………毛玉?
ケサランパサランとは、Wikipediaによると……
白い毛玉のような物体で、空中をフラフラと飛んでいると言われる。一つ一つが小さな妖力を持つ妖怪とも言われるが、植物か動物かは判然とせず、未確認動物として扱われることもある。
未確認生物って……UMAじゃん!!
いらすとやのケサランパサラン……すごいな、いらすとやってホントに何でもあるのね……
何でもケサランパサラン動物性・植物性・鉱物性などの説があるんだそうで(とにかく正体がよくわかってない)、ちなみに加茂水族館のケサパサは「動物性」らしい。
山形県鶴岡市の加茂水族館ではケサランパサランと思われる物体を展示しており、ここでは「ワシなどの猛禽類がウサギなどの小動物を食べた際に排泄される毛玉(ペリット)である」と説明されている。また、東北などの寒冷な地域において、小動物が捕食された際に食べ残された毛皮の皮膚の部分が縮まり、毛を外側にして丸まったものとも言われている。この他、牛や馬などといった動物の胆石や結石などだという説もある。
展示されているのは全国的にも珍しいのではないかしら。
ご利益があるかもしれないから、とりあえず私は拝んでみました。ナム~
クラゲ以外の加茂水族館オススメ3:ものすごく目立たない恋人の聖地
海辺の景勝地にわりとあるのが、恋愛関連の記念スポット。
「恋人岬」とか「恋人の鐘」とかいろいろあると思うんですが……
何故か加茂水族館にもあります。「恋人の聖地」が。
しかも、館内のわりと目立たないところに。
かもすいの「恋人の聖地」は、「庄内浜のカニ」などが展示されている場所の背後にあります。
ひっそりと……
何この南京錠?って思ったらば、「恋人の聖地」という記載。しかも「桂由美」の名前入り。
しかもその更に奥には写真撮影用の三脚(カメラは自分で用意)と、
三脚を使って撮ったらちょうど背景になる、光るラブクラゲがいます。
ちなみにこの南京錠はどこで手に入れられるのかと言うと……
水族館売店で買えるんだそうな(*’▽’)恋人証明書なんてものもあるみたいよ!
クラゲ以外の加茂水族館オススメ4:屋上の芝生広場
加茂水族館の屋上もなかなか良い!
私が行った時はお天気が悪くて、結構な強風+雨が降ったりやんだりだったので、ぐるっと一周するにとどまってしまったのですが、何とこの芝生部分にも入っていいんだそうな!
回遊するクラゲをイメージして創られたクラゲドリーム館。ひれあし広場をぐるりと囲む 屋上には、ふかふかの芝生を敷き詰め、心安らぐ広場を整備しました。ここではお持ちになったお弁当を広げてもらうこともできます。
加茂水族館公式HPより
目の前には日本海。波音とウミネコのなく声が混ざり合う場所でピクニックなんて素敵……!
ん。
ウミネコ?
クラゲ以外の加茂水族館オススメ5:ウミネコのえさやり←個人的トップ
これ、クラゲを抜いた私の加茂水族館トップ。かもすいに行ったなら、是非体験した方がいい「ウミネコのえさやり」。
アザラシプールを抜けた先にある「ウミネコスポット」。
そこでは、上空を滑るようにとぶウミネコたちを見られるのですが……飼育員によるウミネコの餌やりも間近で見ることができます。しかも見るだけでなく、私たちも餌(生魚)をやることができます。
何が凄いって、ウミネコの迫力。すっごい間近まで来る。鳥が苦手な人は近寄らない方がいいと思うってくらい、ウミネコが至近距離。
餌(生魚)の入ったバケツを持った飼育員がやってきて、鐘を鳴らしてウミネコたちに合図を送るんです……が。ウミネコたち、飼育員がやってくる気配を多分察してる。ていうか、餌やりの時間を覚えてる。
だって、鐘を鳴らす前から何となく何となく上空のウミネコが増えていくんだもん……
増えて。
段々近づいてきて。
鐘を鳴らす頃にはもう何だか凄いことに……っていうか、近ぁ!!!
ああこれ何かで見た見た。
ヒッチコックだ。
これと、
これ。
同じだ!!!!(たぶん
ちなみに生魚を求めるウミネコたちはかなりアグレッシブ。ぶおん!!てくるから(イメージ。
被食者の気分も味わえちゃうかもしれません……
※危険は全くないのでご安心ください。
冬場は中止されているらしいのですが、加茂水族館に行ったらば是非ウミネコの餌やりに参加してみることを強くおすすめします。でも鳥が苦手な人には全力で「参加しない方がいい」と断言します。
加茂水族館アクセス
クラゲはもちろん、クラゲじゃないものも見どころ沢山の加茂水族館。
庄内に来たら是非行ってみるといいよ(*’▽’)
ちなみに「クラゲ好きだけと今はコロナのアレで遠くまで行きづらいよ~」という方。
加茂水族館では、毎週土曜日に(余裕があれば)「オールナイトかもすい」という、ただただクラゲの水槽を移すだけというオンラインイベントをやっているので、これをチェックだ!
まもなくオールナイトカモスイが始まります。
今回はベニクラゲをお送りします
週末のひと時を是非たくさんのベニクラゲとともにお過ごしくださいURLはこちらですhttps://t.co/fnZrSzOCnk#加茂水族館 #オールナイトカモスイ #ベニクラゲ pic.twitter.com/a2ph4W0mRR
— 鶴岡市立加茂水族館 (@JELLYFISHAQ) August 22, 2020
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
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