※本記事は、2018年4月28日、29日に「WEBマーケティング山形」主催で開催された「本気WEBライティング講座」卒業制作として執筆したものです※
お天気のいい日が続いたゴールデンウィーク。
どこかに行きたいと庄内の観光スポットをリサーチしていてピンときた、 「丸池様」。
まるいけさま。
MA・RU・I・KE・SA・MA!
エメラルドグリーンの泉、とんでもなく透明度の高い水が織りなす光のマジック。
「東京から友人が来たら、とりあえず丸池様に連れて行く」という地元酒田民の声!
何やら絶賛の嵐……
しかし、来日6年目で庄内住まい2か月目のフランス人ピエール(35歳・変な色のグミが好き)が言うには……
丸池様、綺麗です。本当にエメラルドグリーンです。でも何だかんだで5回くらい行きました。いろんな人が連れて行ってくれました
なにいいいいいいいいいいいいい。
庄内に2018年3月に住み始めたばかりのフランス人が既に5回も誰かに連れて行ってもらっているということは、それはつまり鉄板のスポットということなんでしょう!
じゃあ行ってきますよ、一人でね!
ということで、丸池様まで庄内探検、行ってきました!
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ところで丸池様って?
その名前から、「丸い池なんだろうなあ」という想像がつく「丸池様」。
しかし、「丸池」ではなく「様」がつくなんて、一体ナンデ???
庄内在住の方には説明不要でしょうが、丸池様は遊佐町にあります。
(そんなこと知ってるさ! という方は読み飛ばして下さい)
池の底から湧き出した湧き水の透明度は非常に高く、色は幻想的なエメラルドグリーン。
直径20メートル、水深3.5メートル。
後三年の役で敵に片目を射抜かれた鎌倉権五郎景正がこの池の水で目を洗ったため、この池に棲む魚は皆片目、池を荒らすと目がつぶれる、丸池様で溺れると上がってこられない……という言い伝えもあるそうです。
また、ほとりにある丸池神社はこの池をご神体とし、地域住民からは古くから信仰の対象として親しまれ、畏敬の念を込めて「丸池様」と呼ばれているとのこと。
……よし! 予備知識充填!
後は現地へ行くのみ!
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まさかの秘境!? 丸池様への行き方に苦戦
丸池様へレッツゴー! と意気込んだものの、土地勘がある方ならいざ知らず…… 私はまだまだ庄内初心者の移住組。
もちろん文明の利器、ナビに頼ります。
………が。
出ません。
ナビによる違いがあるかもしれませんが……
『丸池様』、該当0件。
あれ? 有名な観光名所なのでは…………
しかしもう一つの手がかり。
Google先生からの情報によると、 「丸池様へは、箕輪鮭孵化場からが近い。」との記載が。
しかし。
『箕輪鮭孵化場』、こちらも該当0件。
八方塞がりか!? との思いが芽生えつつ、今度はスマホ検索で出てきた『やまがた庄内観光サイト』に記載されている住所「飽海郡遊佐町吹浦字七曲堰東56」を入力。
そうしたら見事、「飽海郡遊佐町吹浦字七曲」までならナビに表示されました!
住所全部ではない。
全部ではないけれど、塞がった八方のうち一方くらい開いた気分。
いちかばちかで行ってみよう。
※記事末尾に、丸池様への行き方を記載してあります。
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水の音に心が洗われる牛渡川
酒田駅から車で約40分で、ナビに入力した「飽海郡遊佐町吹浦字七曲」付近に到着。
田んぼの中の道をゆるゆると走っていると……
「←丸池様」という看板を発見!
あった!
(※運転中だったので、看板の写真とれず)
看板に従い道を進んでいくと…………丸池様詣でらしき車たち!
(奥に見える建物が、「箕輪鮭孵化場」でした)
車を降りると、むせるような濃い緑の香りが鼻を突き、遠くから水の流れる音が。
近づくにつれ大きくなる水の音に、まるで心の中のクロイモノが洗われていくよう。
丸池様を見終えたら私、ぜったい心の清い人になっている気がします……!
水音の主は、「牛渡川(うしわたりがわ)」。
覗いてみると、本当に本当に透明度が高い。
すごいよすごいよこの透明度。
川底までクッキリ見えます!
こんなに澄んだ水を見たのは一体いつ以来かしら……
牛渡川は全長4キロの清流で、そのほぼ全てが湧き水。
その量は毎分24トンだとか!
(1日に換算するとなんと3万トン。想像がつきません……)
川にかかった橋を越えると、いよいよ丸池様とのご対面です。
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この目で見た丸池様は本当に神秘的だった!
幻想的な泉。神秘のエメラルドグリーン。
でもそれって本当にベストタイミングの話で、普通はそこまでじゃないんじゃない?
……そんな風に思っていた時期が、私にもありました。
丸池様は、本当に、噂に違わぬエメラルドグリーンでした……
その色合いたるや、目が覚めるほど鮮やか。
鬱蒼とした林の中の丸池様は本当に美しく、お友達同士で来た人たちも思わず話すのをやめてしまうほどに、荘厳な雰囲気が漂います。
周りは原始林。
この社叢は、遊佐町の天然記念物に指定されているそうです。
ト●ローーーーーーーーーーーーー!
……と叫びたい気持ちは抑えます。大人ですから。
池の周りに丸池神社もありました。
そっとお参りをして、帰路につきました。
(ちなみにト●ロには会えませんでした。メイのばか!もうしらない!)
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季節ごとの丸池様にも期待が高まる!
「綺麗」という言葉では言い表せないくらいの初・丸池様。
車で気軽に行ける距離なのに、こんなにも幻想的な場所があるなんて、庄内地方の魅力をまた一つ発見しました。
まだ行ったことがない方は是非行くべき! と全力でお薦めします。
たとえナビで出なくても!
今回は春の終わりの曇り空でしたが、夏、秋、冬と、それぞれの季節の丸池様も見てみたいと思いました。
ところで、他の庄内観光名所と比べ、丸池様には若い女性グループが目立ったのですが……どうやら近頃ではパワースポットとしても注目されているのだとか。
たしかに樹と水とが織りなす、人智を越えた空気を感じることができる場所でした。
ちなみに丸池様に行った翌日、たまたま引いたおみくじで大吉を引き当てたのは……もしかしてご利益ってことでしょうか。
今回のヒトコト。 『ナビはなくとも、丸池様』
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ここまで読んで、丸池様に行きたくなった方へ。
※「丸池様、行ってこよ」と気軽に現地到着できる方は読み飛ばしてください。
「丸池様行ってみたい!でも行き方が結局よくわからない!」という方へ。
まずは「丸池様」を検索してみましょう!
そうするとわかると思うのですが、丸池様の住所……、何故か「飽海郡遊佐町吹浦字七曲堰東56」と「山形県飽海郡 遊佐町直世荒川57」の2種類が出てきます。
Googleマップなどで見るとどちらもほぼ同じ場所を指すので、恐らくどっちの住所を使っても大丈夫ですが、私は「飽海郡遊佐町吹浦字七曲堰東56」を利用しました。
(ナビで番地まで出てこなかったのは、本文に記載した通りですが……)
遊佐町到着後、ナビに従っているうちに両側に田んぼが広がる開けた場所まで到着できればあともう少し!
車を走らせると「丸池様」の看板を見つけられると思いますが……
「そんなふわふわした説明じゃ全く分からない!」 という場合。
地図を読むのが得意な方なら、Googleマップで「丸池様」を検索して道を調べるという手があります。
(Googleマップなら、“丸池様”を一発検索できます)
「地図読みながら進むなんて無理。もっと目印とかほしい!」 という場合。
お手持ちのスマホもしくはPCで「丸池様 行き方」と検索すると、目印の写真付き親切なサイトが出てくるので、それを目印に進むのも手です。
先にある程度の目印が分かっているだけで、随分不安が減りますよね。
土地勘がないと行き方がちょっと難しいかもしれませんが、是非是非丸池様体験、してみてください!
丸池様インフォメーション
住所:山形県飽海郡遊佐町吹浦字七曲堰東56
TEL:0234-72-5886(遊佐町企画課観光物産係)
備考:参拝自由(通年)、駐車場あり
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