庄内地方の納豆汁の作り方は味噌汁に納豆入れるだけじゃないんだよ

「納豆汁」と聞くと、全国的に思い浮かべるのは納豆が入ったお味噌汁……のはず。

 

最近だとインスタントの「納豆汁のもと」も色々な種類が売られていますよね。

こういうのとか。私も好きで、わりと買っていたりしました。

 

ていうか私、納豆大好きだから!!(*’▽’)冷蔵庫に納豆がない日はないよ!

 

しかしピエールは

ピエール
ピエール

納豆はくさってますね

……という派閥の人なので、「なっとう」と聞いただけで顔をしかめます。(腐ってるんじゃなくて発酵だよ|д゚))

 

そのため密かに(でもかき混ぜは大胆に)納豆を楽しんでいる毎日。スーパーに行って、東京では見たことない庄内のメーカーが作った納豆を探すのも好きだったりします。

 

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ある日、私はそれ(納豆汁)に出会った

いつものようにスーパーの納豆売り場をさまよう私。

 

そこには「酒田納豆」とか「黒森納豆」など、地元で作られた納豆たちが棚に並んでいます。

↑東京の普通のスーパーじゃあんまり見ないよね。

 

でもこの地元納豆、ちょっとお高いんですよ奥さん|д゚)

 

といっても納豆だから数十円単位の差なんですけどね|д゚)エヘヘ

 

だがしかしこの日、地元納豆の一つがおつとめ品になっていた。しかもまだ食べたことがない子。

 

こりゃあ買うしかない!と思ってカゴにいれました。

「山形県庄内産大豆100%使用」だなんて、ココロオドル一文が書かれています。

 

そりゃあ楽しみになるってもんだ!(*’▽’)

 

家に帰って、炊き立てごはんと共に、いざ納豆開封

 

……

 

………………

 

………………………………あれ?

 

何か納豆が……ひきわりっていうか、ミンチ状なんだけど……

 

不審に思って、再度パッケージをガン見。すると……

よく見たら、納豆「汁の素」だったんだよ!!|д゚)

 

どうりで納豆がミンチ!! ていうか、「汁の素」の字の上におつとめ品シール貼らないで!!!

※パッケージ下部にかかれている「おいしい納豆汁の作り方」はま っ た く 目に入っていませんでした。

 

おおう……おおう…………納豆汁の素と納豆間違えて買っちゃったよ…………

 

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何でわざわざ納豆汁用の納豆が売られてるんだろう?

しかし私、ふと思いました。

 

何でわざわざ納豆汁用の納豆が売られてるんだろう? と。

 

私の中の納豆汁の認識は、「納豆入りの味噌汁」。なので、何でもいいから味噌汁に納豆をぶっこめばいいんじゃない?と思っていました。

 

でもね、「納豆汁」って、郷土料理だったんだよ……!( ゚Д゚)

 

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山形県庄内地方の冬の味覚「納豆汁」とは

納豆汁が郷土料理だよと書きましたが、どうやら岩手、秋田、山形で広く親しまれているよう。

 

うん、東北だね(*’▽’) なら東北地方では普通に食べられているのかといえばそうでもなく、これら3県以外に納豆汁はあまり存在しない……どころか、納豆消費量全国1位の福島県福島市では、その存在を知らない人すらいるんだとか。

 

さらに、岩手・秋田・山形の3県で食べられているレシピは、ちょっとずつ違う……(ありがとうWikipedia先生ー(‘Д’))

 

郷土料理、奥深いな!

 

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山形の郷土料理「納豆汁」のレシピはこんな感じ

 

それならば、山形県……もっと具体的に、庄内地方で食べられている納豆汁はどんなものなのでしょう|д゚)キニナルヨネ

 

納豆汁のありようとしては……

納豆汁とは、様々な山菜や野菜などに、なめこ・豆腐・納豆などを加えた味噌汁のこと。(中略)冬の厳しい寒さを耐え抜くための先人の知恵がつまった、「庄内人のソウルフード」と言っても過言ではない一品だ。

なめこや納豆を入れることでトロトロとした食感になり、とろみがあるぶん冷めにくい(これぞ先人の知恵!)。ひとくち食べれば、冷えたカラダを芯から温めてくれる。

引用元:しらべぇ 【ほっこり】山形県庄内地方の郷土料理レシピ!「んめさげ食べでみれ~」

 

ほほう、とろっとしてるのか! それは確かに、さむ~い冬にはありがたいですな(*’▽’)

 

それだけでなく、納豆や野菜を入れることで、冬場の貴重な栄養源としても存在してきたらしい。やっぱ郷土料理というのは、存在する理由があるんですのう。

 

ではその納豆汁、どうやって作られるのでしょう。ここは「食の都 庄内」のお力をお借りします。(だって私、作ったことないから!)

 

納豆汁の材料と作り方でごわす|д゚)

材料:

【5人分】
・納豆…100g
・豆腐…1/2丁
・(干し)からとりいも(からとりの茎を使用)…10g
・ねぎ…1本
・もだし(なめこ)…40g
・水…4カップ
・酒粕…大3
・味噌…大3
・だし汁…1カップ

レシピ:
①からとりいもの茎は、あらかじめ熱湯に入れ、ふたをして蒸らし1.5cmに切る。
②鍋に水、だし汁を入れ煮立たせ、からとりの茎、塩抜きしたもだしを入れる。
③すり鉢で納豆をよくつぶして、そこへ味噌、酒粕を入れてすり混ぜ、②の汁でどろどろになるようにのばす。
④②に③を入れ、さいの目切りにした豆腐を入れて、煮立ったら小口切りにしたねぎを入れる。

引用元:食の都 庄内

納豆をすりつぶすのが山形風なんですって、奥さん。

 

でもここまで丁寧なレシピがあれば、おうちで納豆汁が作れちゃうね! ……ちゃう……ね……って……

 

からとりいも って、 なに? |д゚)

 

(干し)からとりいも(からとりの茎を使用)」って普通に書かれていますけれども、そもそもからとりいもって何なんだ!? ……と、庄内以外の方は思うに違いない。私は思った!

 

からとりいもとは! 庄内地方に伝わる里芋の一種で、芋も葉っぱも全部食べられるそう。しかも、茎を自然乾燥させた芋がらは、昔ながらの保存食品として重宝されているそうです。納豆汁に入ってるのはこれだ! (またもや食の都庄内サイトのお力を借りました、ありがとうありがとう!)

 

 楽天でも買えるよ|д゚)

 

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おうちで納豆汁を作ってみよう

納豆スキ。

材料もレシピもわかった。

 

……となれば、おうちで納豆汁を作ってみるのはどうでしょう|д゚)

 

暦の上では春でも、まだまだ寒い日が続きそうな日本(庄内だけでなく)。

 

納豆汁で体の芯からほっこりしてみるのも良いんじゃないでしょうか。

 

ちなみに、作るのが面倒な場合、インスタントもあります。(インスタントっていうかフリーズドライだ!庄内っていうか最上地方の肘折のだけども……!)

 

ちなみにいつも私が記事を上げるたびにFacebookでシェアをしてくれるピエールですが、納豆が絶望的なまでに嫌いなため「この記事はシェアしないから!納豆はエネミーだ!」といっています。

 

いつか絶対、納豆教に入信させてやる|д゚)

 

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