昨年、めっちゃ楽しいイベントに出会いました。
それは、 「酒と肴と鼠ヶ関 鰆まつり」。
このイベントに初めて参加したのは去年。ローカル情報誌か何かで見たんだったかな。
ちょうど東京から友達も来てたタイミングだったのでものは試しと行ってみたら、とんでもなく楽しかった。だから今年もめっちゃ楽しみにしていたのに、他のイベントの例に漏れず……
見事、コロナのアレで中止。
ひどい!泣いてやるぅ!
「酒と肴と鼠ヶ関 鰆まつり」とは
ちなみにこのお祭り、9月下旬に酒田市のお隣の鶴岡市は鼠ヶ関で行われます。本来ならば。
ん、でも、サワラまつりでしょ?魚へんに春って書く「鰆」でしょ?何で秋??と思った方、います?
何で鰆まつりが秋なのか
魚へんに春と書く文字の通り、一般的には春の魚として知られている鰆。
ですが。
ここ庄内浜では10、11月に旬を迎えるからだそう。
魚へんに春と書くサワラですが、ここ庄内浜では10月、11月に旬をむかえます。鰆は身腐れが早く、通常は2~3日しかもちませんが、ここ庄内では独自の活け締めと神経抜きの技術で一週間以上の鮮度維持に成功しています。
東京の築地市場でもその鮮度の良さに「日本一の鰆」と評価してくださる仲買人も現れ、現在は関東圏の高級料理店がこぞって買い求め、庄内おばこ鰆はの名は日本中に広まっています。
そんなわけで、旬を迎える庄内浜の鰆の美味を酒で体内に流し込もう!というイベントです(※個人的解釈。
ちなみに鼠ヶ関ってどこ?
地名の読み方は、「ねずみがせき」ではなく「ねずがせき」。
2019年あたりの台風情報で日本海側がヤヴァい!ということになった時、某とく●ダネの中継がされていたんだけれど、おもっきし「ねずみがせき」と連呼されていたこともある、ちょっとトリッキーな名前。※番組内で「名前の読み方を間違えました」って謝罪してた。
ちなみに鼠ヶ関という地名だけは、鰆まつりに行く前から知っていた私。
何故ならこの辺のスーパーでは、「鼠ヶ関港直送!」みたいな海産物が売られているから。漁港があるんだろうな~くらいには思っていました。
地図を見たらその通り。ちょう海のそば。でもほぼ新潟県との境だった!酒田どころか鶴岡市街からも結構遠いっぽい。
そんな鼠ヶ関に何があるかといえば……
http://nezugaseki.net/touristmap.html
何だか結構色々ある!キャンプ場に海水浴場に神社などなど。
ちなみに私は鼠ヶ関駅近くの「古代鼠ヶ関」が気になったんだけれど、そこは「関所跡・古代鼠ヶ関址及び関戸生産跡」という場所。
関所が設けられたのは、今から1300年前、蝦夷防備のための前線基地でした。現在の県境付近にあったことが発掘調査で確認されています。
今の関所は、庄内に酒井氏が入部された1622年以降に整備されました。
その他、鼠ヶ関に何があるか気になる人は「旬鮮ねずがせき」のHPをチェック!
……で、件の「酒と肴と鼠ヶ関 鰆まつり」ですが、地図の中にある「マリンパークねずがせき」で開催される屋外イベントです。
晴れていれば。
「酒と肴と鼠ヶ関 鰆まつり」のすごいところ3つ
私が鰆まつりに行った2019年は雨でして、残念ながら中止…………ではなく、マリンパークねずがせき近くの「鼠ヶ関公民館」に会場が移されました。
靴を脱いでビニール袋に入れるスタイル。
入口すぐのところでは、こんな感じの煽情的な顔だしパネルがお出迎え。
そして会場に入ると……
すんげぇひと!!!!!!!!!!満席じゃん!!!!!!!!!
ちなみにこの時ね、まだ正午前よ?でもね、皆もう出来上がって……た…………
鰆まつりのすごいところ1:日本酒まみれ
会場に入ると、壁に沿うように食べ物や飲み物のブースが出ています。
こんな感じにね。
まあとりあえずは飲み物(と書いて「にほんしゅ」と読む)かなと思ってお酒のブースに行ってみました。
庄内町にある酒蔵「やまと桜」のブース。
…………ん?
こちらは鶴岡市にある「竹の露酒造」。
あつみ温泉の「温泉むすめ」である「あつみ詩鶴」ちゃんのパネルが鎮座。
しづるちゃんかわいい…………
ん………………?
地酒フリーコーナー
……と書いてあるように見える。
説明しよう!「酒と肴と鼠ヶ関 鰆まつり」はチケット制。前売り券もありますが、当日券の場合は会場入り口で購入します。
当日券、2000円。それを買うと、小さめのプラスチックカップを渡され、あとは呑み放題。
日本酒が、呑み放題。
あれよ?小さめのプラスチックカップっていっても、おちょこより全然大きいからね。しかも各酒蔵さんたち、結構な勢いでドボドボドボっていれてくれるからね。
結構並々でしょ?
どうりで開始から大して時間たってないのに酔っぱらいが頻出してるわけだ!!腕に巻かれたチケットは自由への証ィ!
2:おいしいものまみれ
日本酒はフリーですが、食べ物はキャッシュオンで買うシステム。
これがまた、色々あるんだ!!!
「鰆まつり」ってくらいだから、鰆を使ったメニューがあるのは勿論、さすが漁港!と言いたくなるような海鮮メニューにお祭りの屋台的メニュー、そしてデザート。
あつみ温泉ばら園にあるカフェのローズアイスがあったり……
タコ巻き焼きの隣にタピオカミルクティーがあるというカオスが出現したり。
ぐるっと見て回って、食べたい物を調達。
鰆まつりだから、とりあえず鰆のお刺身はいくよね~。
その他の戦利品。
肉に焼き魚にホタテの焼いたん、そして箸休めのきゅうり。(待ちきれなくて焼き魚食べた
この他にも何か色々食べた気がするんだけれども、ちょっといかんせんアルコールのために……記憶が……隣のテーブルの人が食べてるものがとっても美味しそうで(イカが入った何か)、「すみませんそれどのブースですか!?」って食い気味に聞いたことも何となく覚えてる……
お酒が回っていい具合に鼠ヶ関の景色がぐるぐる回った頃、デザートをゲット。
あつみ牛乳を使用したとろけるミルクプリン。
これ、超絶うまかった……
3:人まみれ
イベントの時間は午前11時~午後3時。私たちが到着したのは正午前。
なのにこの人込みだったわけで。
イベント開始直後から火力全開であたためられた会場をさらにヒートアップさせるイベントが12時に開始。
それは、「きき酒コンテスト」。
事前エントリーとかそんなことをする必要は全くなく、「今からきき酒コンテストはじめま~す」というアナウンスが聞こえたら、ステージにのぼるだけ。
せっかくだからってことで私も参加。
そしてルールは簡単で、お題として配られた日本酒をブラインドテイスティングして、AとBどちらの銘柄でしょうというクイズに答えるだけ。
キリッとしてる時なら結構立ち向かえそうな気はするんだけれど、いかんせんもう酔っぱらってんねん……テイスティングしても「おいしい」しか思わないくらいに酔っぱらってねん。
とりあえず勘で答えてたけれど、3問目くらいで脱落。でも初戦敗退じゃない分ほめてほしい。
大体のコンテスト参加者は既にべろんべろんな人が多いため、たぶんほぼ全員勘で答えてたはず……研ぎ澄まされた勘の持ち主たち。
その後13時くらいからは太鼓の演奏。
会場があったまりきってるので盛り上がる盛り上がる!
この後はアルコールチェッカーにはーーーーーってする「アルコーーーーールコンテスト」が13時半からあったりして、14時頃にはイベント終了。
というか、14時頃にはもう……人が減ってる……ひとしきり食べて飲んで盛り上がってみなさんお昼寝の時間みたい。
ステージ横には丸ごとの鰆。でかいんだね鰆って!!!!!
祭りの後の寂しさよー。狂乱の日本酒天国「鰆まつり」が終わってしまってあまりにも寂しかったので、全身でその寂しさを表現してみました。
かわいいでしょ?
さあて今年の鰆まつりは?
2019年は第4回。今年は9月27日(日)に第5回目の「酒と肴と鼠ヶ関 鰆まつり」が開催されるはずだった……のに……
ちなみに鼠ヶ関は日本海に面したすごい漁港だけあって、鰆以外にもお祭りがあります。
なんと、
紅エビまつりにカニまつり!!!!!!
しかしこちらも、2020年は新型コロナウイルスのために開催中止ーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
うわーーーーーーーーーーーーーん(滂沱の涙
しょうがないから宅呑みするかぁという時にオススメなサービス「saketaku」
数々のイベントが中止になっている2020年。地域によっては飲食店の時短営業も続いていて、以前のように外で呑むのが難しかったりする今日この頃。
そうなると、じゃあ宅呑みかなあ?そろそろ食欲の秋にもなるし、お家でおいしい日本酒呑みたいなあ……でも「瓶のお酒買いに行くのめんどくさいなあ」とか、「いつも同じ銘柄ばっかになっちゃうからたまには違うの呑みたい」とか思うこともありませんか?せっかくなら色々試してみたい!的な。
そんな時に便利なのが、プロ厳選のおすすめ日本酒「saketaku」。
日本酒ソムリエが厳選した全国の日本酒がおうちに届いちゃうんですって!(*’▽’)
届く内容は、
プロ監修「日本酒の鑑定書」
テイスティング・リスト
造り手の情熱伝わる日本酒の情報誌「Magazine D」
ソムリエ厳選の「本格一品おつまみ」
初心者も安心!ウェルカムガイド(初回のみ)
しかも継続回数によって「サケタク専用のぐい呑み」、「高級おつまみ」とか「レアな日本酒」のようなプレゼントも。
プランは月々か年間、毎月か隔月、1本か2本から選ぶことができます。「届くのはいいけど、そんなにたくさん飲めないなあ」という人も安心。
送料は無料、7日間のトライアル全額返金保証に途中の解約やスキップもいつでもOKという親切設計。
暑い季節が過ぎて食欲が戻ってくる(と言われる)秋。美味しい食べ物と一緒に、プロが厳選した全国各地の日本酒を試してみるのもいいかも?