世はゴールデンウィーク。
本来なら旅行だお出かけだとうっきうきだったはずなのに、いかんせん外出自粛のこのご時世。うかつに外を歩き回るわけにはいきません。
ならば、映画やテレビ作品を見て庄内近辺を旅した気になるのはどうでしょう?(*’▽’)
実は映画のロケが盛んな場所、庄内
映画の撮影というと京都の太秦!っていうのが大鉄板かもしれませんが……実は庄内もね、なかなか映画のロケが盛んな場所なんです。
実際のところ、酒田のお隣の鶴岡市には「スタジオセディック庄内オープンセット」という撮影スタジオがあったり、酒田や遊佐の街中でロケに使われた場所があったり……
「え、あの映画も!?」と思うこと間違いなし!
↓実際東京エリアから庄内エリアに遊びに来るときはこの記事を参考にしてほしい。
【2020/4/27追記】 東京から酒田への行き方ですが、昨年めでたくLCCのジェットスター庄内⇔成田便が就航いたしまして、安い時には片道5000円台で東京に行けるようになったよ! 何このミラクル! ちなみに1日1便、午後発着な[…]
おくりびと
作品自体は有名すぎて説明不要かもしれない作品「おくりびと」。
リストラを機に帰郷した、チェロ奏者の大悟。高給と短い労働時間にひかれ、求人に応募した彼だが、その内容は棺へ遺体を入れる納棺師という仕事だった。戸惑いながらも大悟は、さまざまな境遇の遺体と対面していくことに。 引用元:Movie Walker
2008年に公開され、第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したこの映画。しょっぱなのシーンから庄内。ていうか、庄内の地吹雪。
実際この映画を見たのは移住してきた後の冬だったんだけれど、いきなり地吹雪のシーンから始まるからびっくりしたってもんよ( ゚Д゚)あれ、お外と同じ光景が映画の中に、って……
その後も、旧割烹小幡(NKエージェントビル)、酒田港座に山居倉庫と、酒田の観光名所が出るわ出るわ。
※NKエージェントビル
酒田市民の身からするとちょっと残念なのは、主人公の大悟夫婦が住む家のロケは、酒田ではなく上山市で行われたこと?かな?
※自宅として使われた場所(上山市)
でもまあ、都道府県で区切れば同じ山形県さ!
ちなみに。映画ポスターやDVDディスク盤面などで見られる、もっくんが山を背景にチェロを弾いているキービジュアル。
←コレ
あの椅子は、酒田のお隣の遊佐に流れる月光川(がっこうがわ)の土手にあります。椅子も、あります。
チェロ持参で庄内に来て、もっくん気分で写真を撮ってみるのもいいかも?
背後に見える鳥海山はお世辞じゃなく絶景だから!(*’▽’)天気が良ければだけど!
「おくりびと」はTSUTAYA TVの動画配信、もしくはTSUTAYA DISCASのDVDレンタルで見られます(*’▽’)
今のような動画配信サービス戦国時代になる前、TSUTAYA DISCASは画期的なサービスだったなあ……
何しろ選んだDVDが送られてきて、返却もポストインでOKだったんだもん。
でもまあ、私はズボラ界で1、2を争うハイクラスズボラなので……
るろうに剣心
きゃー、たけるーー!!! という声が聞こえてきそう……佐藤健人気すごいよね(‘Д’)
そんな佐藤健が主演をつとめる映画『るろうに剣心』の『京都大火編』と『伝説の最期編』。この2つの映画も庄内ロケなんだって、知ってた!? 私、最近まで知らなかった!
再現率もすごいよね……おろろ。漫画を実写化してここまで原作に寄せてくる作品って珍しい気がする……
『るろうに剣心』のロケには撮影村である「スタジオセディック庄内オープンセット」が使われている他、酒田にある「鳥海山大物忌神社 蕨岡口ノ宮(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ わらびおかくちのみや)」や「小物忌神社(おものいみじんじゃ)」は『京都大火編』で、鶴岡にある「庄内砂丘」は『伝説の最期編』で使われています。
佐藤健が庄内エリアに居たなんて、胸熱じゃないか……!!
そしてね、砂丘がね、庄内にはあるんだ! 砂丘があるのは鳥取だけじゃないよ!!
でね、その砂丘で穫れる「庄内砂丘メロン」はうんまいよ(‘Д’)
たけるには「U-NEXT」で会えるよ(*’▽’)
『バクマン。』『世界から猫が消えたなら』『カノジョは嘘を愛しすぎてる』など、佐藤健作品がたくさん。同じく佐藤健主演作品の『サムライマラソン』も、実は庄内ロケなんだぜ!!
新着映画には『アナ雪2』や『STAR WARS』最新作も!※新作は見放題ではなくレンタルだったりもするのでちゅうい
その他雑誌や漫画のサービスも。無料トライアル期間中に解約もしちゃってOKだそう。
勇者ヨシヒコ
最近某ネット○リックスのTVシリーズで世間をざわつかせた山田孝之が主演する『勇者ヨシヒコ』シリーズ。
勇者ヨシヒコが、いまいち頼りない仲間達と共に、邪悪の根源である「魔王」討伐を目指す壮大ではない勇者ギャグストーリー。
うさんくさい「仏」のお告げを受けながら、魔王を倒すことができるという伝説の武具を求め、ヨシヒコ一行が世界を行脚してゆく。 引用元:ニコニコ大百科(仮)
あんなに話題になったというのに実はわたくし見たことなくてですね……この外出自粛期間中に見ようかなという作品のひとつ。
このシリーズにも庄内が登場していたりします。
「スタジオセディック庄内オープンセット」も使われているんですが、鶴岡市にある『羽黒山五重塔』や『金峯神社』が登場しています……って、え、庄内、秘境的エリア担当?|д゚)
『勇者ヨシヒコ』は3シーズンあり、それぞれ『勇者ヨシヒコと魔王の城』『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』『勇者ヨシヒコと導かれし七人』というタイトル。
おしん
そして酒田といえばこの作品! 最近地味にリバイバルがアツい……
おしん!!!
1983(昭和58)年4月、テレビドラマの金字塔ともいうべきドラマが始まる。連続テレビ小説『おしん』である。
山形の貧しい農家に生まれた少女・おしんが、明治・大正・昭和の激動の時代を背景に、さまざまな辛酸をなめながら女の生き方、家族のありようを模索しつつ必死に生きる姿を1年間にわたって描いた。原作・脚本の橋田壽賀子オリジナル作品。 引用元:NHK放送史
おしんの中ではかなりふんだんに山形県が使われています。
有名なところでは冬の最上川のシーン。
泉ピン子さんが女優魂でウェットスーツを仕込まずに冬の最上川に入ったという逸話もあったり。あとはおしんが奉公に出る時、「かあちゃーん!」と叫ぶ親子別れのシーン……
それになにより、おしんが奉公に行った材木問屋は、ドラマの中でも酒田。そしてその材木問屋のロケ地は酒田の観光名所「山居倉庫」。
吉永小百合さんが出たJRのポスターにも出たこのスポットの中には……
おしんギャラリーができてるくらいなんだ!!
そう、おしんは、酒田が誇る鉄板コンテンツ!!!
おしん人形も売ってるよ。
この『おしん』ですが、幼少期のエピソードの印象が強すぎて、私ずっと『東北の貧しい家に生まれた女の子が我慢と辛抱を重ねる話』だと思ってたんだけど、実は後にスーパーマーケットチェーンの創業者・経営者になるというサクセスストーリーなのよね! NHKの連続テレビ小説だもの、そりゃそうか(‘Д’)
おしんの生家は現在は鶴岡の『スタジオセディック庄内オープンセット』に移築されてますが、元々は別の場所にあったようです。
おしん少女時代の撮影は山形県の中山町岩谷地区で撮影された。ここで出演者の控室や囲炉裏のセットのモデルとなった築150年の農家の家が、地元有志によって「おしんの生家」として保存されていたが、2012年(平成24年)冬に雪の重さで倒壊。その後、鶴岡市の庄内映画村オープンセットに移築されている 引用元:Wikipedia
NHKの連続テレビ小説って、いくら1話15分とはいえ、そもそもエピソード数多いじゃない? そりゃ1年にわたって放送するシリーズだし。
普段は「なかなか見る時間ないわ!」って方も、今のおこもり期間を利用するのはどうでしょう?
「U-NEXT」だと初月無料、無料期間中の解約OKなうえ、無料会員登録で600円分のポイントがもらえます。
『おしん』を見るには、エピソードごとにレンタル(1話110ポイント)か、NHKまるごと見放題パック(月額990円)をU-NEXT上で申し込むかの2パターン。登録でゲットしたポイントを使えるので、NHKまるごと見放題パックを利用する場合は390円!
お試しに1話……という人はとりあえず1エピソードを見てみるでもいいし、ガッツリ全部見る所存!という方は見放題パックがいいんじゃないかしら。
ちなみにNHKまるごと見放題パックを申し込んだ場合、U-NEXTを解約しても一緒に解約されないので注意が必要(‘Д’)
いつか庄内に来てよね
外出自粛で旅行に行けない2020年のゴールデンウィーク。
庄内民としては、このタイミングで色々とこの地域で撮影された映像作品を見てもらい、外出自粛が明けた暁には!ぜひとも!庄内に遊びに来てほしいなと思う次第!
ここで上げた作品は実はまだまだ一部で、他にも庄内で撮影が行われたドラマや映画はたくさんあります。
詳しく知りたい方は⇒庄内映画ロケ地ガイド
巡れる聖地が庄内にはいっぱいありますよ。いつか来てね!