令和元年10月22日。
皇居で「即位礼正殿の儀」が行われたのは記憶に新しいところ。
ちなみに「即位礼正殿の儀」とは、(ニュースとかで耳タコだろうけれど一応!)
御即位を公に宣明され、その御即位を内外の代表がお祝いする儀式です。10月22日(火)に宮中で行われます。
引用元:政府広報オンライン
……です。
※敢えての若者アピィル
朝から大雨の予報だったのに、「即位礼正殿の儀」が行われる直前に雨が上がり、皇居の上に虹がかかったなんていうエピソードもあったこの日。
私が住む庄内エリアでは、「天皇陛下御即位庄内奉祝式典」が行われました。
「即位礼正殿の儀」の日に起きた素敵エピソードに関してはコチラ。敢えてのニコニコニュース。
【動画はこちら】2019年10月22日に行われた、天皇陛下の即位を宣言する「即位礼正殿の儀」。そんな中、奇跡としか思えな…
天皇陛下御即位庄内奉祝式典に行ってきました
ワタクシ実は……10月22日が祝日だって、しばらく気づいてなかったのよ。
だって私のスケジュール帳、10月22日は黒字(※平日の意)だったんだもの。
だから、「10月22日の式典来てね」的なことを言われた時は「???」だった私。日本国民としてどうなのか……!
こちらが「天皇陛下御即位庄内奉祝式典」の参加券。
会場はお隣の鶴岡市にある荘銀タクト鶴岡。鳳凰(だよね?)が居て、ご利益ありそうな有難い雰囲気が漂うデザイン。
きっとこの参加券は回収されちゃうだろうからと、予め写真を撮っておいた私は、我ながらブロガーの鑑だと思う。(予想通り回収された)
ところで「即位礼正殿の儀」にしても、「天皇陛下御即位庄内奉祝式典」にしても、漢字多いよね……ていうか、漢字しかない。
いそいそと、最近の私にしては真面目な格好をして、会場がある鶴岡市へ向かった私とピエール。
そしたらまあ、荘銀タクトはものすごい人ですこと……!(そりゃそうだ)
会場前の駐車場は満車のため、ちょっと遠くの駐車場に停め、会場まで歩き。この時に、悲劇が起きました。
私、車の中にスマホを忘れる一生の不覚……! 先程のブロガーの鑑発言、早速撤回!!!!
(なので、会場や式典の写真はピエールに撮ってもらいました。あ、ちなみにフラッシュなければ写真撮影OKって言ってたから!←予防線)
会場とうちゃっく。
受付で記帳をして(どうやら後ほど宮内庁に送られるらしい)参加券を渡すと……こんな袋をもらいました。
「奉祝」と書かれた袋。何か飛び出ている。
ちなみに「奉祝」のロゴ(?)には赤・青・黄の3色があり、ランダムに渡されるみたい。私は黄色、ピエールは赤でした。
中は……
色々入ってます。飛び出てたのは予想通り、国旗。
右から、今日の式典に出演する鶴岡東高校吹奏楽部オータムコンサートのお知らせ、その左にある「御歴代天皇陛下之系図」と書いてあるのは……
何と歴代天皇家の家系図が書かれたクリアファイル……! 歴史上の重大事件とか天皇家にまつわる豆知識も載っている親切設計!
そして一つ左に飛んで、「御代替り」と書いてある冊子は、元号が変わるにあたって行われる数々の儀式などについて書かれているもの。発行は神社庁。気合入ってる……!(そりゃそうだ)
10月22日に行われる即位礼のページはこんな感じ。写真が綺麗。気合入ってる……!
そして、写真の中央に鎮座する金色の冊子。
ものすごく簡単に言うと、式典のプログラムです。
中を開くと……ええ、プログラムです。
右ページはまさに式次第。国歌斉唱に皇居遥拝などに加えて、演奏や舞、詩吟に合唱など数々。ちなみに私、皇居遥拝やったの人生初めてでした。そして左ページは、この式典の発起人一覧。とても漢字が多うございます……!
次のページからは、演奏・舞・詩吟・合唱の細かい演目が書かれ、裏表紙はというと……
奉祝パレードのルートが。(台風19号の影響で皇居前の祝賀パレードが延期になったことに伴い、庄内のこのパレードも中止になりました)
そして始まる天皇陛下御即位庄内奉祝式典
会場到着はそこそこ早かったと思うものの、中に入ったころには1階席はほぼ満席。びっしりと並ぶ人、人、人。そのため2階席のど真ん中に陣取った私たち。
右側を見ると、揃いの着物を着たマダムたちの一団がいて、気合の入りっぷりに戦いたりしている間に、式典開始。まずは国歌斉唱……なんだけど……
隣から、若干メロディから外れた歌声が。
き~み~が~よ~ぉ~は~……
声の主はピエールでした。歌えるんかい。君が代歌えるんかい。しかも歌詞ほぼフルで覚えてたよ。すごいな。いや私もフランス国家若干歌えるけどさ。
国歌斉唱に続いては、鶴岡東高校吹奏楽部による奉祝演奏。吹奏楽部って……何かすごい青春って感じがする!!←勝手なイメージ。
それから舞台上の転換があり、一気に厳粛な雰囲気に。壇上に居並ぶのは、庄内のえらいお歴々。市長・町長をはじめとして色々な団体のえらい人々がビシィッと座っています。酒田青年会議所の理事長もいるよ! 左側のブロック真ん中の列、右から三番目だよ!
奉祝の辞(お祝いスピーチ)では、トップバッターは衆議院議員の加藤鮎子さん……だったものの、この秋の内閣改造で環境大臣政務官に任命され、皇居に参殿することになったため、後ほどビデオメッセージで登場。映像の中で話していたことだけれど、何と令和になった5月1日に第2子を出産されたそうな……え、すごい……ていうかこれ、山形県民の常識?(5月1日出産エピソードで、会場が一切どよめかなかったことに焦る)
奉祝の辞は加藤鮎子議員の他、庄内の名だたる方たちからもありました。式典開始が14時、パレードが本来16時からだったので、おそらく皆さんガッチリと持ち時間が決まっていたのでしょう。挨拶も演目も粛々と行われていきました。
酒田と鶴岡にある神社の舞姫たちによる「豊栄の舞」。下は小学校1年生から上は高校3年生までらしい。ちっちゃい子がとってもかぁいらしい……!
奉祝詩吟。
ちなみに開始前に私が見た「揃いの着物のマダムの一団」は、詩吟の会の皆さんでした……! 着物が揃いどころか帯も揃いで、お太鼓の部分に「九重」って入ってたから何だろうと思っていたら……日本九重流という詩吟の流派でした。
そして羽黒高校合唱部による合唱。
男子のテノールの子(たぶん)がめっちゃいい声してた……!
そして、会場全員で、「奉祝」の袋に入っていた日本国旗を振り振りしながら万歳三唱。
そういえば、皇居遥拝に続き、万歳三唱も人生初めてだった気がする……しかし実は、旗部分のくるくるを直そうとしてる間に万歳が始まっちゃって、実際のところ一唱くらいしかできなかったのはここだけの話……予め心の準備しておくのって大事。
そして、式典は恙なく閉会を迎えたのです。
2019年12月23日が祝日でないことも最近知った
ところでね。
10月22日が祝日だとしばらく気づいていなかった私ですが、もう一つカンチガイしていたことがあります。
この「天皇陛下御即位庄内奉祝式典」の中身。
ピエールから「天皇陛下の即位を祝う会が庄内であって、参加券が2枚あるけど……」と聞いた時、私の脳みそは勝手にイメージを繰り広げました。
ああ、皆で生中継を見る会なのかな、って←マジ。
なので、
きっとあれだよ。
皇居の中でやってる儀式のライブビューイング的なやつだよ。
……という会話を、マジでした。私のばかばか。
と、ところで儀式といえば! 「即位礼正殿の儀」で天皇陛下が即位を宣明した時に乗っていた「高御座」、一般公開されるそうで……
東京は、東京国立博物館で、令和元年12月22日(日)~25日(水)と令和2年1月2日(木)~19日(日)。ちなみに令和2年1月6日(月)及び14日(火)は休館だからちゅうい!
その後京都でも3月に京都御所で一般公開があるそうで。
元号の変わり目に居られたこともレアならば、一代に一度の儀式を目撃(テレビでだけど)できたり、奉祝式典に参加できたのもレア。まだまだこの国には、私の知らないことが沢山あるなあと思った一日でした。
とにもかくにも。
令和がいい時代でありますように。