来ました。
とうとう雪が降る季節がやってきました。
となると、必須になってくるのが雪道での運転(‘Д’)
私は神奈川生まれ神奈川育ち、雪が降ったら交通機関がマヒするエリア出身。
「明日は雪の予報です」とテレビが言えば、それすなわち「明日は仕事行けないかもね(ちょっとウキウキ」ということ。
夫のピエールも南フランス生まれの南フランス育ち、雪が降ったら「雪だぞー!」と地元新聞がぶち抜きの特集記事を組むようなエリア出身。
二人とも、雪への耐性など、皆無ッ!(‘Д’)
しかしここ山形県庄内地方では、雪が降ったからといって車を出さないなどという選択肢はありません。冬は雪が降るエリアなんだから当たり前よね。
一応去年秋、「移住者のための雪道運転講習会」に参加した私たちですが、やはり座って話を聞くのと、実際に運転してみるのとは大違い。
そんな我ら二人が、初めての雪道を運転した感想などをつらつらと書いてみます。
はじめてのゆきみちうんてん じっせんへん(ノД`)・゜・。
きっと、生まれ育った方には何てことない雪道運転。
「雪道運転、慣れてないから怖いんですよ~」と聞けば「大丈夫大丈夫、ゆっくり走れば。そのうち慣れるよ~」。
「で、でも滑るんでしょう……?」と聞けば「うん、逆に、滑ったことない人なんていないんじゃないかな?(ニッコリ」。
と、恐ろしげなことを笑顔で言われる雪国(゚Д゚)
雪の運転に慣れている方からすれば当たり前のことばかりかもしれませんが、恐る恐る雪道デビューを飾った私たちは、こんな状態でした。
歩いた方が早いレベルの速度で運転
道が雪まみれ、もしくは凍っている恐れがある場合、ドライブではなく「L」で運転←AT車
初めて使ったわよ、Lモード!
アクセル踏むと「ううううんん!!!」ってエンジンがうなりを上げるから、ちょっとしたイニシャルD気分よ!←でもスピードは出ない
ええ、安全第一ですから。
Lに入れて、そして速度は時速20kmほど……(それ以下の場合も)
例え後ろの車にぴったり張り付かれようとも(多分後続車に悪気はない)、時速20km。
地元の人に、「雪道の運転はね、周りの空気読まなくていいから!自分の運転に集中すればいいから(*’▽’)」って言われたのを胸に、ノロノロノロノロ進んでいるのですが……
たまにね、壮絶に思うんだ。
これ、歩いた方が早いんじゃない? って……
だって、たまにチャリに抜かされるもん……
って、
雪の中でチャリ爆走する人何なの!? 勇者なの!?(‘Д’)
ハンドルはしっかり握らないと危ない
お寿司を握る時は握力全開にしてはいけませんが、雪道運転でのハンドルは、しっかり! 両手で! それなりに握力を使って! ……握った方がいい。
ほら、教習所で習ったでしょ? 10時20分くらいのところに両手を置いて……って、あれ? 10時20分だっけ?
ハンドルの持つ手の位置を9時15分に合わせると、自然に両脇が少し締り、胴体で腕を支えることができ、腕が疲れにくくなります。
https://gazoo.com/ilovecars/driving/160819.html
9時15分でした、テヘ。
で、ほら、ハンドルはしっかりギュっと……
ハンドルを持つ時に、まず、親指はハンドルの内側に軽く添え、他の指はハンドルを軽く握るよう持ち、手首、肘、肩の力を抜きましょう。運転に不慣れな方は、緊張して、ついつい力をいれてしまいがちですが、力むとかえって微妙なコントロールが難しくなりますので、できるだけリラックスさせることが大切です。
https://gazoo.com/ilovecars/driving/160819.html
握力全開しちゃいけないのか……(‘Д’)
でもね、それなりにちゃんと握っておかないと、フッとハンドルを持っていかれそうになるのよ。
それはまあ、私がダラ~ンとハンドルを握ってたからかもしれないですがね、本当にフワッ……と、ハンドルが予期せぬ方向に動くことがあるんですよ。
もうね、恐怖(‘Д’)
心臓がヒュッってなる(‘Д’)
例えるならそう、遊園地のフリーフォールの落ちる瞬間みたいな?
ていうか滑る
でもね、どれだけゆっくり走っても、正しくハンドルを握っていようとも、滑るものは滑る。
幸いなことにまだ豪快に滑ったことはありませんが、ちっちゃな横滑りは何度か……
滑ったなって瞬間は息とまるよね(‘Д’)
わだちコワイ
轍。
わだち。
車が通ったあとに残る輪の跡。わだち。
https://kotobank.jp/word/%E8%BD%8D-576026
数々の車が通っているため、綺麗にタイヤ両輪が通れるスペースが出来てると思うじゃない。
見た目は確かにそうなの。
前方に敷かれたレールに乗って進んでいれば、問題なく進めるの。
でも。
時に、レールを外れてしまうことが……というか、レールに乗れないことが、ある。
あまり車が通らない道で起こる話ですが、
轍が車幅に合わないとか、
轍が車幅に合わないとか、
轍が車幅に合わないとかね!
(大事なことだから3回言ったよ!)
まだ、「既にできている轍が自分の車の幅より狭い」なら良し。新しく道を開拓するだけだから。
でも、「既にできている轍が自分の車の幅より広い」という場合……うまく、レールに、乗れない……
それでも進まないとならないのが人生。覚悟を決めて、若干雪の塊に乗り上げながら進む……って、怖いのよアレ!!(ノД`)・゜・。
なんて言うか、
地獄へと続く絶望の轍
って感じ……?
サザンの「希望の轍」は良い歌です……
新雪は滑らないけど、ハマる
うわ~い、雪だ~、新雪ふかふか~、キャッキャッ☆
……なんて言ってられるかぁ!!(゚Д゚)
例えば雪かきされてない壁際に積もった新雪とかね、車がハマるんだよ! 自動車の熱で勝手に溶けてくれるかと思ってたのに!!
(自動車を過信しすぎ)
もふっ……って、
もふっ…………
ってハマるんだよ!
壁にぶつけたかと思ったら、新雪が優しく車を包み込んでくれていまし……じゃなくて、車がハマったんだよ!←でも脱出できた
天気は急変する
あ、雪が止んで晴れ間が! よし、今のうちにスーパーで買い物しよう!
そうして車を走らせて用事を済ませ、外に出ると……
あ れ ?
ふ ぶ き ?
あるある。わずかな晴れ間というトラップに見事に引っかかった例。さっきまで晴れてたのに! と叫んでも、その声は雪空に吸い込まれるばかり……
っていうか、吹雪の日にあんまり口開けない方がいい。寒いし息つまるから。うぐっ、ってなるから。
もうね、出先で吹雪になった時は諦めて#TMRごっこでもして、止むのを待ちましょう。
出先の吹雪が止まなかったらどうしたらいいんだろうね……
まだ慣れないよ雪道運転
何度か雪道運転はしたけれど、当然のごとく、
まだ、慣れぬ!(゚Д゚)ノ
まあ雪国初心者ですからしょうがない。
でもね、地元の人々皆、口をそろえて「今年は雪少ないね~」って言うんですよ!
いや降ってるよ、十分積もってるよ!!
しかし、雪道運転をするうえで、まだ最強の敵に出会っていないんです。
最強の敵、それは……
地吹雪(;´・ω・)
できれば運転中には経験したくないものよのう。